ウェディングケーキ演出、代わりは?定番越えアイデア完全版【2025年最新・プロ解説】

「結婚式のケーキセレモニー、もっと感動的にできないかな?」

「定番もいいけど、私たちならではの共同作業がしたい!」

「甘いものが苦手な彼も、ゲストも、みんなが楽しめる演出って?」

 

おふたりが結婚式の準備を進める中で、中心的な演出であるウェディングケーキについて、様々な想いを巡らせるのは当然のことです。

 

この記事では、そんなおふたりのために、2部構成でアイデアをご紹介します!

 

・PART1: 定番のウェディングケーキを、もっと感動的&ユニークにする演出アイデア

・PART2: ケーキ以外の全く新しい「共同作業セレモニー」

 

 

しかしその前に、まずはセレモニーの持つ、知っているようで知らない「本当の意味」から紐解いていきましょう。

この背景を知るだけで、おふたりの選択がより意義深いものになりますよ。

 

 

そのセレモニー、本当の意味を知っていますか?

何気なく見ているケーキ入刀やファーストバイト。

実は、一つ一つの所作に、何世紀にもわたる歴史と、心温まる意味が込められています。

 

1. 夫婦、最初の共同作業

ウェディングケーキの歴史は古く、古代ローマ時代にまで遡ります。当時は、花嫁の頭上で硬いビスケットを砕き、繁栄を願う儀式でした。

 

その後、ケーキカットは元々「花嫁が一人で行うもの」でしたが、時代と共にケーキが大きく豪華になり、表面を硬いシュガーコーティングで覆うようになると、花嫁一人ではナイフを入れるのが難しくなりました。

 

そこで、新郎が花嫁の手に自分の手を重ね、力を貸して一緒にナイフを入れるようになったのです。

 

この「困難なことも、夫婦で力を合わせて乗り越えていく」という誓いの姿こそが、「最初の共同作業」の由来。おふたりがナイフに手を重ねるあの瞬間は、これから始まる結婚生活の縮図とも言える、非常に象徴的なシーンなのです。

 

2. 幸せのおすそ分けと、未来への誓い(ファーストバイト)

カットしたケーキをゲストに振る舞うのは、「夫婦の幸せを、皆様にもおすそ分けする」という意味が込められ、幸運の分かち合いの精神を表します。

 

そして、現代のハイライトである「ファーストバイト」は、そんな分かち合いの精神から生まれた、ふたりの未来への誓いです。

 

新郎から新婦へ:「一生、食べるものに困らせません」という、生活の安定を誓う意味。

新婦から新郎へ:「一生、美味しいごはんを作ります」という、愛情のこもった家庭を築く誓う意味。

 

ユーモラスな光景の裏には、こうした生活の始まりを象徴する、真摯な誓いが隠されているというわけです。

 

 

【PART1】定番を、最高に。ウェディングケーキ演出アイデア

セレモニーの意味を理解した上で、まずは「ウェディングケーキは使いたい!」というおふたりへ。

入刀やファーストバイトにプラスするだけで、セレモニーが何倍も感動的になる演出です。

 

心温まる感謝の「バイト」演出

①サンクスバイト(Thanks Bite)

「今までありがとう」の気持ちを込めて、おふたりからご両親へケーキを食べさせてあげる演出。感謝が伝わる、感動的なシーンになります。

 

②ラストバイト(Last Bite) 

ご両親からおふたりへ。「養い納め」の意味を込め、親から子への最後のひと口を食べさせてもらいます。家族の愛情が溢れる瞬間です。

 

ゲストも楽しい参加型の「バイト」演出

③サプライズバイト(Surprise Bite) 

お世話になった友人、キューピッド役の夫婦、当日お誕生日を迎えたゲストなどをサプライズで呼び出し、ケーキを食べさせてあげる演出。会場全体が盛り上がります。

 

④お手本バイト/くじ引きバイト

ご両親や結婚生活の先輩夫婦に「お手本を見せて!」とお願いする演出や、くじ引きで当たったゲストにバイトしてもらう演出。ゲーム感覚で楽しめます。

 

 

 

【PART2】常識を越えて。ウェディングケーキ「代わり」の演出アイデア

 

ここからは、「ケーキ以外の選択肢も見てみたい!」というおふたりのためのアイデア集です。

「共同作業」と「分かち合い」の本質を大切に、ふたりらしい形を見つけましょう。

 

<フード&スイーツ系> ゲストの歓声が聞こえる!

・チーズタワー入刀

ワイン好きのゲストに。数種のチーズを重ね、はちみつをかけて完成。

 

・生ハムの原木入刀

おしゃれなパーティーで人気!切り分けてゲストに振る舞えば最高のおもてなしに。

 

・巨大おにぎり入刀

和装に映える!ファーストバイトは、ぜひ巨大な「しゃもじ」で。

 

・大きなオムライス仕上げ

ケチャップでふたりがハートを描いて完成!お子様ゲストも喜びます。

 

・巨大プリン入刀

カラメルドリップの演出も人気。見た目のインパクトは絶大です。

 

 

<ドリンク系> 大人のふたりに。おしゃれで意味のある共同作業

・果実酒づくり

「1年後の記念日に開けようね」という約束も一緒に。ゲスト参加型も人気。

 

・オリジナルカクテル作り

ふたりの名前を付けたカクテルで乾杯すれば、会場に一体感が生まれます。

 

 

<ゲスト参加型> みんなで創るから、もっと楽しい!

・だるまの目入れ

和の心の象徴。ふたりの願いを込めて、それぞれ片目ずつ書き入れます。

 

・植樹の儀

「家庭を育てる」という素敵な意味を込めて。新居での成長も楽しみに。

 

・ウェディングペイント

大きなキャンバスに、ふたりで最後の色を塗り足してアートを完成させます。

 

 

<ユニーク系> ふたりらしさ爆発!忘れられない瞬間を

・マグロの解体ショー

インパクトはNo.1!握り寿司や刺身を振る舞えば、ゲストの満足度は最高潮に。

 

 

・キャンプファイヤー点火

アウトドアウェディングなら。炎を囲む時間は、何物にも代えがたい思い出に。

 

神戸,会費制,1.5次会,カジュアルウェデイング

 

いかがでしたか?

 

「サンクスバイト」で感謝を伝えて涙するのも、「生ハム入刀」でゲストをあっと驚かせるのも、どちらも等しく、おふたりらしい最高のセレモニーです。

 

大切なのは、常識や定番にとらわれず、おふたりが心から「これ、やりたいね!」と笑い合える演出を選ぶこと。

 

その選択の過程こそが、最高の結婚式を創る第一歩です。

 

何か面白いアイデアが浮かんだら、ぜひ私のようなプランナーに相談してください。

一緒に最高の形にしていきましょう!

この記事を書いた人

icon

「あやか」ウェディング業界15年、全国800組以上の会費制ウェデイング・1.5次会をプロデュース。
1.5次会というスタイルを全国へ広めた「1.5次会Party」創業メンバー。
ウェデイングプランナーだけでなく、キャプテンやサービス責任者として現場の最前線でも活躍。この経験から生まれる1.5次会・会費制ウェディングの情報量と会場の知識は日本1かも?

1.5次会でお悩みがあれば1.5次会Partyにご相談ください!

© 2024 1.5次会Party.